ファーレ倶楽部

作品No.89〜99

No.89 ジャウメ・プレンサ(スペイン)1955-

ー無題ー
車止め/鋳鉄

作家は、鉄の鋳造により文字の浮き出た作品を作っています。
ここには、19世紀の科学者であり哲学者のフランツ・ヨーゼフ・ガルが著した〝脳における精神の特性〟が、1、、、2、、、と列挙されていて、脳の各部分と関連して考えられているものだそうです。
頂部から下に向かってらせん状に文が連なっています。

北川フラムさんのコラム・作家自身のメッセージはこちら
 

PDFファイルを表示

No.90 マーティン・プーリエ(アメリカ)1941-

ー無題ー
ベンチ/ステンレス、御影石

この作家はいつもは木や竹を使って有機的な美しい作品を作ります。
しかし、ここでは防火上の問題でそれらの材料を使えなかったため、ステンレスによって美しいカーブのベンチを作りました。
ベンチの座面は御影石で、この石の下の地面からステンレスの格子状の線が始まり、合わさって、座面の上に浮かぶ〝透明な島〟を作っています。

北川フラムさんのコラム・作家自身のメッセージはこちら

PDFファイルを表示

No.91 チャールズ・ウォーゼン(アメリカ)1958-

「水瓶」
散水栓カバー/ブロンズ  ※No.3、36、41 も同じ作家

ファーレ立川の中には、この水瓶が全部で4ヶ所に置いてあります。
蓋を開けると水道栓があり、植栽に水を遣ったり、清掃の時などに使われます。
ここの植物は元気が良く、この散水栓は隠れてしまうことがよくあります。
そんな時は子どものように、しゃがんで探してみてください。

北川フラムさんのコラム・作家自身のメッセージはこちら
 

PDFファイルを表示

No.92 ゴンサロ・フォンセカ(ウルグアイ)1922-1997

「ベマ」
車止め/石

この作品は、イタリアの石を使って作られています。
作家は「ギリシャやローマ時代では、石というのは一種の灯台や明かりの役目をしていた。」といいます。
この作品を見ていると、石の持つやわらかなあかるさを感じてきます。

北川フラムさんのコラム・作家自身のメッセージはこちら
  

PDFファイルを表示

No.93 ヘンリー・ムンヤラジ(ジンバブエ)1933-1998

ー無題ー
車止め/石

作家はジンバブエのショナ族出身で、ショナ彫刻の第一人者です。
石には精神が宿っているといいます。
よく見ると、石に鳥や子どもが現れています。
石という自然の物質と人間との調和を表しているように見えます。

北川フラムさんのコラム・作家自身のメッセージはこちら

PDFファイルを表示

No.94 竹田 康宏(日本)1953-

ー無題ー
車止め/石、ブロンズ

この作家は普段は木を使いますが、ここでは防火上の理由から石とブロンズの組み合わせで作品を作りました。
長く木を使ってきた作家は自然の持つ生命力を感じ、それを形にしてきました。
これも、木の芽のような、生命のエネルギーを感じさせる作品です。

北川フラムさんのコラム・作家自身のメッセージはこちら

PDFファイルを表示

No.95 トマーゾ・カッシェッラ(イタリア)1951-

《 時の種子 》
車止め/ブロンズ

《 時の種子 》は、秘密のタイトルだそうです。
この作品は他の彫刻と違い、線によって空間を作り出しています。
線によって囲まれた空間、線のまわりに存在する空間が作品の一部として重要になってくるのです。
ぜひ触って、これらの空間の体験をしてみてください。

北川フラムさんのコラムはこちら

PDFファイルを表示

No.96 湯村 光(日本)1948-

「黒い柱」
車止め/花崗岩

ここ「ギャラリーロード」に置かれた作品は、縦横60cm高さ150cm以内という条件の中で作られています。
狭いスペースの中に、それぞれの作家の思いを置いているのです。
この作品もその条件の中で、心地よいリズムを持って重なって、鏡面仕上げに磨かれて、この街を映し出しています。

北川フラムさんのコラムはこちら
  

PDFファイルを表示

No.97 潮田 友子(日本)1947-

ー無題ー
車止め/アルミニウム、ステンレス

この作品は、明るい色で積み木を重ねたような構造になっています。
よく見ると、上の部分は5cm単位のキューブが入れ子のような関係になって重なっています。
この街のプランナー北川フラムさんは、この作品のことを「部分が全体であり、全体が部分である。世界を映し込むファーレ立川というコンセプトをも作品に見てとれる。」と言っています。

北川フラムさんのコラム・作家自身のメッセージはこちら
 

PDFファイルを表示

No.98 氏家 慶二(日本)1951-

ー無題ー
車止め/花崗岩

この作品は、上部に都市が表現されています。
作家はアートが都市と人にとって優しい関係になることが良いと思っています。
そしてファーレ立川のアート計画が素晴らしい成果を生み出していくことを期待して、この計画に参加しています。

北川フラムさんのコラム・作家自身のメッセージはこちら
 

PDFファイルを表示

No.99 ロベルト・G・ヴィラヌエヴァ(フィリピン)1947-1995

「都市の神」
車止め/ブロンズ

ここには、都市が栄えることを願う神様がいます。
神様の顔は鏡になっていて、拝む人が映ります。
フィリピンと同様に日本でも稲作をしてお米を食べますが、この神様は豊穣の神様でもあるのです。
しかし、この両性具有の姿をした神様は、設置してまもなく二度に渡って壊されてしまいました。
そこで作家と相談の上、このように厨子に納めて守られることとなったのです。
毎年、街開きの記念日である10月13日にはご開張となっています。

※最近では「ファーレ立川アートミュージアムデー」というイベントがあり、この日も開張される予定です。



北川フラムさんのコラム・作家自身のメッセージはこちら
  

PDFファイルを表示

CONTACT

PAGE
TOP