ファーレ倶楽部

作品No.23〜33

No.23 トニー・バーラント (アメリカ)1941-

ー無題ー
換気口、給油口/金属

作家は、アメリカ先住民の理解者であり、また刺繍の収集をする研究家でもあります。
この場所を洞窟の中の泉が湧き出る神聖な場所ととらえ、金属のプレートでパッチワークのような作品を作りました。


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No.24 ジミー・ダーハム (アメリカ)1940-

「ガラガラヘビ星と7つの方位」
植栽内オブジェ/ステンレスワイヤー、石

アメリカ先住民チェロキーの出身である作家は、青年のころ兵役で日本に滞在したことがあるそうで、立川に来たときにはとても懐かしそうに歩きまわったそうです。
チェロキーには東・西・南・北・上・下、そして心の中へと7つの方角があり、民族の記憶を作品としてここに置きました。この石は、作家自身が多摩川の河原で選んできたものです。
ガラガラヘビは匂いの記憶を辿り、来た所に帰って行きます。
帰る場所を持たないチェロキーの人達の世界をガラガラヘビ星に例えているのかもしれません。

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No.25 柳 健司 (日本)1961-

ー無題ー
笠木/ステンレス、ネオン管

新しい街のビルと古いビルとの境の問題を、作家はこの作品で魅力ある空間にしました。
建物の基礎工事の段階から設置が始められ、大きな赤いゲートは階段にも赤が続いて向こうへといざない、向こう側の大きな赤いゲートにたどり着きます。
1階にはネオンを入れて明るさを出しています。

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No.26 PHスタジオ (日本)

「ウォーターマーク(水標)」
連結送水管カバー/石、アクリル板、照明器具

このグループは日常の中に新しい発見をしようと、色々な試みをしています。ここでは連結送水管の社を作りました。
水はとても大切なものであることを、改めて気付かせてくれます。
夜には明かりが入り、ブルーに光ってもっと美しくなります。

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No.27 ゲオルギー・チャプカノフ (ブルガリア)1934-

ー無題ー
道祖神(立川の動物たちー馬)/鋼鉄 
※No.46、78 も同じ作家

この作家は肖像彫刻の名手で、イタリア映画監督フェデリコ・フェリーニ氏の肖像彫刻も手掛けました。
ファーレ立川での作品「立川の動物たち」は全部で3点あり、ここのは「No.27ー馬」、他に「No.46ー羊」と「No.78ー犬」があります。
これらの作品は、以前立川で使われていた農機具の残骸を組み立てて作っていますが、触っても危なくないように全体を丁寧に磨いてあり、その作業は組み立てるまでの作業よりも手間がかかっているそうです。

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No.28 クレス・オルデンバーグ (スウェーデン/アメリカ)1929-

「リップスティック( to M.M.)」
オブジェ/金属

ファーレ立川の作品には、この場所のために作られたものと、作家がもともとあった作品を置いたものがあります。
この「リップスティック」は後者の中でも最も古い作品で、1967年にマリリン・モンローに捧げる展覧会に出展されたものです。
この作品の紅色は、いつまでもみずみずしくあってほしいものです。

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No.29 エステル・アルバルダネ (スペイン)1947-2004

「タチカワの女たち」
道祖神(見知らぬ人)/鋼鉄  ※ No.9、17、53、59 も同じ作家

ファーレ立川の中には、全部で5ヶ所に置かれています。
この《タチカワの女たち》は道の傍らにあり、この街を往き来する人々を見守っています。
この作品は、作家の好きなものといつも一緒にいます。
この街をプロデュースした北川フラム氏のアイディアで、道祖神や毘沙門天として作品を配置してあります。 

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No.30 パトリック・ヴィレール (ハイチ)1941-

「人間肘掛け椅子」
植栽内オブジェ/鉄

この大きな椅子は、権力を持った人間が、権力により、人間を支配することを象徴的に表した作品です。
設置当時ハイチには戒厳令が敷かれ、人と物の移動ができませんでした。
そのため、カナダの美術館から同じものを譲り受けて、ここに設置しました。

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No.31 國安 孝昌 (日本)1957-

「Stack in Frame」
植栽内オブジェ/レンガ、アルミニウム、鋼鉄

ファーレ立川の一番北端にある作品です。
木片のようなレンガを積み上げ、前面にはアルミニウム製の木の枝が配してあります。明るく、美しい作品です。
作家は木やレンガをたくさん使って、コツコツと組み上げていく作品を作っています。
ファーレ立川でのワークショップでは、小枝を針金でとめて、球体を作っていく作業をしました。


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No.32 関根 伸夫 (日本)1942-2019

「対話のボラード」
車止め/御影石

向かい合う一対の美しい車止めです。
この作家はパブリックな場所で溶け込むアートの仕事を数多くしてきたパイオニア的存在です。
若い頃2年間ヨーロッパを回り、帰国後「環境美術研究所」を作りました。

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No.33 江上 計太 (日本)1951-

ー無題ー
壁面サイン/ステンレスワイヤー  ※No.84 も同じ作家

ビルの壁に大きなワイヤーのクモの巣があります。
13m×6.5mという巨大なものです。
本来はビルを覆う大きさにしたかったのですが、ビル壁の清掃の際にゴンドラを使えなくなるため、この場所だけが許可されました。
この作品は「たまには見上げて、空を見ようよ」と言っているかのようです。

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